石油・石炭製品(37部門)の取引先・規模・成長

石油・石炭製品は、日本の産業を37に分けた部門の1つで、2020年の産出額は13.3兆円、2011年から2020年の実質成長は年−2.3%でした。付加価値率は40%、輸出向けは6%、家計消費向けは31%、輸入依存度は16%です。

産出額(2020年)13.3兆円
実質成長(2011→20年)−2.3%/年
付加価値率40%
輸入依存度16%

含まれる産業(108産業)

産業産出額(兆円)実質成長(2015→20年/年)
石油製品11.71−4.0%
石炭製品1.54−0.1%

主な販売先

販売先の部門金額(兆円)売上に占める割合
運輸・郵便4.231.7%
化学製品1.410.8%
電気・ガス・熱供給0.85.6%
建設0.75.5%
鉄鋼0.64.4%
公務0.43.1%

主な仕入れ先

仕入れ先の部門金額(兆円)費用に占める割合
鉱業6.447.8%

取引のストーリー(筆者の仮説)

主な取引のうち、背景を読み解いたもの。統計から確定できる事実ではありません。

石油・石炭製品 → 運輸・郵便(4.2兆円)確度A

原油安で燃料価格が下落し、2020年はコロナ禍で航空・旅客運送が縮小して使用量も減った。

根拠の目安:石油製品の販売価格・数量(資源エネルギー庁)、旅客運送の輸送実績

石油・石炭製品 → 化学製品(1.4兆円)確度B

原油安でナフサ価格が下落し、構成比が低下。

根拠の目安:ナフサ価格、石油化学の生産統計

石油・石炭製品 → 電気・ガス・熱供給(0.8兆円)確度B

火力発電の燃料が、石油からLNG・石炭に移った。

根拠の目安:電源別発電量(資源エネルギー庁)、石油火力の稼働率

鉱業 → 石油・石炭製品(6.4兆円)確度A

2011年は原油が高値、2020年は大幅安。支払額と構成比の大幅な低下は、主に原油価格の下落によるもの。売り手の行には輸入が含まれるので、支払い先の大半は海外。

根拠の目安:原油輸入価格(財務省貿易統計)、ドバイ原油価格の推移

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出典:総務省ほか「産業連関表」(2011・2015・2020年)、経済産業省「延長産業連関表」を筆者が集計。政府が作成したものではありません。方法と出典