金融・保険(37部門)の取引先・規模・成長

金融・保険は、日本の産業を37に分けた部門の1つで、2020年の産出額は36.3兆円、2011年から2020年の実質成長は年+2.1%でした。付加価値率は61%、輸出向けは5%、家計消費向けは44%、輸入依存度は7%です。

産出額(2020年)36.3兆円
実質成長(2011→20年)+2.1%/年
付加価値率61%
輸入依存度7%

含まれる産業(108産業)

産業産出額(兆円)実質成長(2015→20年/年)
金融・保険36.33−0.2%

主な販売先

販売先の部門金額(兆円)売上に占める割合
不動産7.219.8%
商業1.85.0%
運輸・郵便1.33.7%
対事業所サービス0.92.5%
公務0.82.1%
建設0.72.0%

主な仕入れ先

仕入れ先の部門金額(兆円)費用に占める割合
対事業所サービス4.412.1%
情報通信2.05.6%
運輸・郵便1.23.4%
不動産0.71.8%
その他の製造工業製品0.51.4%
分類不明0.31.0%

取引のストーリー(筆者の仮説)

主な取引のうち、背景を読み解いたもの。統計から確定できる事実ではありません。

金融・保険 → 不動産(7.2兆円)確度B

不動産業が低金利下で借入を増やし(賃貸住宅・ビル開発)、金融サービスの利用量が増えた。金融サービスの産出は預貸残高をもとに推計されるため、残高の増加がそのまま反映されやすい。

根拠の目安:日銀の貸出先別貸出金(不動産業向け)、不動産業の設備投資

金融・保険 → 運輸・郵便(1.3兆円)確度C

車両・貨物の保険や、車両購入のための借入が増加。

根拠の目安:損害保険の貨物・自動車保険統計、運送業の借入

対事業所サービス → 金融・保険(4.4兆円)確度C

金融機関が、システム運用・事務・販促を外部委託する比率を高めた。

根拠の目安:金融機関の外部委託(IT・事務)調査、人材派遣の統計

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出典:総務省ほか「産業連関表」(2011・2015・2020年)、経済産業省「延長産業連関表」を筆者が集計。政府が作成したものではありません。方法と出典