運輸・郵便(37部門)の取引先・規模・成長

運輸・郵便は、日本の産業を37に分けた部門の1つで、2020年の産出額は40.0兆円、2011年から2020年の実質成長は年−2.5%でした。付加価値率は50%、輸出向けは12%、家計消費向けは22%、輸入依存度は4%です。

産出額(2020年)40.0兆円
実質成長(2011→20年)−2.5%/年
付加価値率50%
輸入依存度4%

含まれる産業(108産業)

産業産出額(兆円)実質成長(2015→20年/年)
道路輸送15.99−4.0%
自家輸送9.85−
運輸附帯サービス6.62−4.2%
水運5.47−2.6%
鉄道輸送4.83−8.6%
倉庫3.05+1.0%
航空輸送1.67−13.7%
郵便・信書便1.53−0.4%
貨物利用運送0.81+2.0%

主な販売先

販売先の部門金額(兆円)売上に占める割合
商業4.811.9%
建設2.97.3%
飲食料品1.53.7%
公務1.43.6%
情報通信1.43.6%
対個人サービス1.43.6%

主な仕入れ先

仕入れ先の部門金額(兆円)費用に占める割合
対事業所サービス6.716.6%
石油・石炭製品4.210.5%
金融・保険1.33.4%
不動産1.33.4%
商業1.22.9%
輸送機械0.81.9%

取引のストーリー(筆者の仮説)

主な取引のうち、背景を読み解いたもの。統計から確定できる事実ではありません。

運輸・郵便 → 商業(4.8兆円)確度C

卸売の縮小(メーカーとの直接取引・EC)で、卸を経由する物流量が減った可能性。

根拠の目安:商業動態統計、物流総合効率化の報告、宅配便取扱個数

対事業所サービス → 運輸・郵便(6.7兆円)確度B

ドライバー・整備士不足と、車両の所有からリースへの移行で、運送会社が整備・リース・派遣に払う割合が上昇。108部門でも、車両のリース・整備が運輸関連に大きく結びつく。

根拠の目安:自動車リース統計(リース事業協会)、トラック運送業の経営分析(全ト協)

石油・石炭製品 → 運輸・郵便(4.2兆円)確度A

原油安で燃料価格が下落し、2020年はコロナ禍で航空・旅客運送が縮小して使用量も減った。

根拠の目安:石油製品の販売価格・数量(資源エネルギー庁)、旅客運送の輸送実績

金融・保険 → 運輸・郵便(1.3兆円)確度C

車両・貨物の保険や、車両購入のための借入が増加。

根拠の目安:損害保険の貨物・自動車保険統計、運送業の借入

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出典:総務省ほか「産業連関表」(2011・2015・2020年)、経済産業省「延長産業連関表」を筆者が集計。政府が作成したものではありません。方法と出典