用語集

このサイトで使う言葉の説明です。はじめての方は、先にはじめての産業連関表を読むと分かりやすくなります。

表の基本

産出額(国内生産額)
産業が一定期間に生産した、財・サービスの総額。売上に近い概念です。
中間投入
生産のために、他の産業から買った原材料やサービス。表を縦に読んだ、仕入れの部分です。
中間需要
他の産業の生産に使われる需要。売る側から見て、表を横に読んだ「産業向けの売上」の部分です。
最終需要
生産に使われず、最終的に使われる需要。家計の消費、政府の消費、設備や公共の投資、輸出などです。
付加価値
産出額から中間投入を引いたもの。その産業が新しく生み出した価値で、雇用者所得や営業余剰などに分かれます。全産業の合計は、GDP(国内総生産)に対応します。
付加価値率
付加価値 ÷ 産出額。仕入れの割合が小さい産業ほど高くなります。
輸入依存度
このサイトでは、国内の需要(中間需要と国内の最終需要の合計)のうち、輸入でまかなわれている割合を指します。
部門(37部門・108産業)
産業を分ける単位。このサイトでは、大まかな37の「部門」と、より細かい108の「産業」の2段階で扱います。

統計の種類

基本表
総務省などが5年ごとに作る、産業連関表の本体。このサイトでは2011・2015・2020年を使います。
延長産業連関表
経済産業省が、基本表のない年を推計して作る表。このサイトでは2021・2022年を使います。推計表のため、基本表とは定義が異なる部分があります。
接続産業連関表
年ごとに部門の分け方が変わるため、異なる年の表を同じ分け方にそろえた表。年をまたいだ比較に使います。
名目と実質
名目は、その年の価格での金額。実質は、物価の変化を除いた、量の変化を表す金額です。このサイトの成長率は、実質で計算しています。
年平均成長率
期間全体の変化を、1年あたりの率にならしたもの。「2015→2020年は年+1.6%」のように書きます。

分析で使う指標

影響力係数
ある産業に需要が1単位生じたとき、全産業にどれだけ生産が波及するかを、全産業の平均を1として表したもの。1より大きいと、他の産業を強く引っ張る産業です。
感応度係数
全産業に需要が1単位ずつ生じたとき、その産業が受ける波及の大きさを、全産業の平均を1として表したもの。1より大きいと、他の産業の需要増の恩恵を受けやすい産業です。
多次元尺度構成法(MDS)
産業どうしの「似ていなさ」(距離)を、なるべく保ったまま、平面に並べる統計手法。「近さの地図」で使っています。

最新動向で使う統計

企業向けサービス価格指数(SPPI)
日本銀行が作る、企業間で取引されるサービスの価格の指数。このサイトでは2020年を100とした値を使っています。
企業物価指数(CGPI)
日本銀行が作る、企業間で取引される財の価格の指数。エネルギーなどの価格の動きを見るのに使います。
国際収支統計
日本銀行・財務省が作る、海外との間の取引(モノ・サービス・お金)の受け払いの統計。「通信・コンピュータ・情報サービス」は、サービス収支の一項目です。
第3次産業活動指数
経済産業省が作る、サービス業などの活動の量を指数にした統計。価格ではなく量の動きが分かります。
国際産業連関表(ICIO)
OECDが作る、世界の国々の産業連関表を1つにつなげた表。国どうしの比較に使います。

このサイトの言葉

ブルーオーシャン候補
筆者の仮説で、伸びているのに業界地図では目立たず、他の産業を支える「裏方」の産業のまとまり。統計から確定できるものではありません。
仮説
このサイトで「仮説」と書いた文章は、筆者の推測です。統計から確定できる事実ではありません。